2.金子のぞみの産業政策

90万県民協働の県土づくりに挑戦し、世界に伍して競い合える「活力山梨」を創ります。
  1. 経済の世界的大競争(グローバルコンペティションション)時代の中で、県内の中小企業が世界に伍して存在し、なおかつ活力を増していくためには、知的集積を図る以外に方法はありません。そのためには知的財産の創出はもちろんのことですが、それが無理であっても知財の発掘や収集・活用について公的に組織として支援していく必要があります。そのために、県立の試験研究機関においては、本来の研究開発機能のみならず、知財の発掘・紹介・活用機能を持つと共に、全世界の大学や企業など知財創出機関との知的連携を図る機能を発揮させます。
  2. 地域ブランドの確立を実現します。宝飾や織維・染色などのファッション製品、ワインや硯・陶器・紙・木工などの手工芸製品など山梨県にはきわめて優れた地場産品が多数あります。しかし、そのブランド化はほとんどなされていません。これらの産品に対して山梨ブランドを付与することによって世界市場で一定の地位を確立することが可能であり、その力量も十分にあります。私の人生経験と人的ネットワークを通じて山梨ブランドを創り出します。
  3. 戦後日本経済の二重構造の膨大な裾野を支えたのが中小企業です。だから、中小企業の崩壊は日本経済の崩壊につながります。金子のぞみは企業間・産業間の連携の結節点で40年間働いてきました。その経験を生かして、中小企業の経営支援・金融支援・技術支援・企業間連携支援・産官連携支援など詳細なコミュニケーション&セ一フティネットワークを構築することによって全力を挙げてこれを支えてまいります。
  4. 水素体系の創造を目指します。今、世界は石油体系で出来ています。しかし、こうなったのはわずかにここ150年間に過ぎません。そして、その石油体系は、資源の枯渇によって間もなく崩壊しようとしています。この世紀の中盤までに世界は、偏在する化石資源から民主的なエネルギー=水素資源に変わっていくはずです。それは、地球温暖化防止の究極のシステムでもあるからです。山梨県は世界に先駆けてその推進役を果たします。
  5. そのために米倉山の失敗を教訓とし、この不良債権を一旦県が買い取り、そこに水素体系の研究開発を総含的に行う研究開発拠点を創造します。そこでは、バイオマス利用・水素生成・改質技術・廃棄電力利用技術・燃料電池開発など総合的な水素体系の研究機関を組織していきます。
  6. 山梨県の農林業の再生を図ります。特に山梨県の主要な農林業地帯である中山間地域における地域活力を増す方策を図ります。そのためには、単に農林業そのものに注目するのではなく中山間地域の総合的な基盤を生成することを目標にグリーンツーリズム・癒し・芸術・文化・地場産業など様々な機能を複合的に集積する仕組みを構築していきます。
  7. 山梨県のブロードバンド未接続地域は関東圏内で最も多く、またICT利用状況も最低となっています。加えて、テレビのデジタル化に伴って難視聴地域の拡大が懸念されています。こういう状況の中でSOHO(Small Office Home Office)環境も完備されないままとなっています。これが首都圏からの人口の呼び込みを阻害する要因ともなっています。私は、ICT環境を早急に完備して参ります。
  8. 現在、都市生活者の60%以上の人々が田舎暮らしに憧れています(内閣府調査)。また、若者の中には農林業に進出したいと考えている人も少なくありません。しかし、農地や山林の確保、田舎暮らしにおける住宅の確保、農林業技術の習得など、彼らの進出を阻害する要因も少なくありません。そういう阻害要因を一つ一つ取り除いていくことによって、革新的な「農政」を進めてまいります。
  9. 県民の活力を引き出す仕組みとして、ボランティア活動、NP0活動、指定管理者活動など現在では様々な仕組みがあります。私は、地域に新しい文化を創造するためのこれらの活動に全力を挙げて支援してまいります。