私~金子のぞみの山梨ヘの熱い想い

 いま、山梨県は、財政は逼迫し、産業は停滞し、文化活動や社会活動など全体として人々の活力は失われています。その証拠に首都圏の一角にありながら地価の下げ率は全国でトップクラス。都市の中心商店街はシャッター通りと揶揄されるほどにさびれ、県内総生産も一向に伸びず、中小零細企業は廃業に追いやられています。果樹を中心としてその生産性の高さでは全国トップクラスだった山梨の農業も後継者を失って、このままではあと10余年で消えてしまいます。それに附合するように過疎の町村では著しい人口減少と高齢化が進み、コミュニティの維持すらままならなくなっています。そういう困難な状況を見透かすように産業廃棄物処理場の建設などがささやかれます。まさに弱り目に崇り目と言わなくてはなりません。

 繁栄を誇る首都東京からわずか100kmしか離れていない山梨が、どうしてこんなに停滞しているのでしょうか。それは、県政に見るべき政策が無く、指導層に未来を指し示す先見性が無いからです。そのために、いたずらに国からの補助金に依拠した公共土建事業依存体質におちいり、内から湧き上がる活力を阻害しているからに他なりません。

 私は、旧満州(現中国東北部)で生まれ、山梨で育ち、初等・中等教育をこの地で受け、大学卒業後はビジネスマンとして世界を股にかけて生きてきました。しかし、いまふるさと山梨に帰ってきて見ると、兎追いしあの山はただただ荒れるに任せたジャングルとなり、小鮒釣りしかの川は魚も棲まない汚れ川と化しています。その衰退ぶりを目の当たりにして、己の人生の総決算として故郷の再生に命を捧げようと決意しました。

 以下は、山梨と山梨の人々への私~金子のぞみの熱い想いです。この停滞した山梨を再生させるためには、県民が次代に的確な目標を立て、それに向って一丸となって努力する必要があります。そのためには、指導者の指し示す指の先が正鵠を射ていなくてはなりません。私には、このことについて、強く、かつ熱い想いがあります。それを以下思うままに書きました。ぜひ是非、お読みください。そして、一人でも多くの皆さんのご意見・ご批判・ご叱正を頂くことで、もっと確実に、もっと確固たるものにしていきたいと思います。それが新しい時代の幕開けになるからです。